五十肩の治し方.com » 膝の水について

膝の水について

変形性膝関節症になると、よく膝に水が溜まる、と表現されますが、これは関節液や髄液などと呼ばれる液体が関節の部位で過剰分泌されて発生するもので、人体から見れば1つの防衛反応です。

つまり変形性膝関節症によって炎症を起こしてしまった部位を助けようとして生体が反応して発生するものですが、これが適量であれば充分に潤滑油としての機能を果たします。

しかし、これが痛みとなるまで増えてきたり、足の外観が太ってみえてくると、歩くこともより不自由になりがちなため、注射器で水を抜く場合が多くあります。

よく水を定期的に抜くのは良くない、また抜いた後にがちがちになってしまう場合がある、などと言われますが、このような場合はごく少数ですので、まず最初のうちは思い切って抜いてしまうほうが変形性膝関節症による負担を軽くでき、変形性膝関節症のリハビリにも効果的な手段であるといえます。

膝には関節軟骨があります。骨の表面を覆っていて、厚さはわずかに4ミリ程度です。またこの部位は60パーセントが水分で、その残りはコラーゲン、プロテオグリカンと呼ばれるたんぱく質の一種、そして軟骨の細胞から構成されています。

関節自体に衝撃が加わった場合、ここから水分を出して形を軟骨の形を変え、負担を分散するという大事な役目を持っています。

変形性膝関節症では、この関節軟骨に異常が起こります。この部位が磨り減ってしまい、クッションとしての充分な役目を果たすことができなくなり、守るべき骨同士が直接触れると、膝の関節が徐々に変形を持ってしまうのです。

変形性膝関節症では、関節軟骨の小さなかけらが組織を刺激してしまって痛みが出たり、膝が伸ばすこともできなくなる場合もあります。この関節液が過剰に分泌されて膝が腫れたようになることを、膝に水が溜まると表現されます。

変形性膝関節症のリハビリを続けていても、しばらくするとまた腫れてくるケースは多くあります。この回数が増えてきた場合は、定期的に安静にすることも必要な場合がありますが、不安になったら他の医者にかかって変形性膝関節症の状態を観察してもらうことも大切です。